小春日和那珂川 お花見ツアー
山に咲く一株の桜にため息をつく の巻
その1
那珂川の状況は関谷さんから毎日聞いているわけだが、彼女の言うことには黒羽あたりでも川岸に桜が咲き始まったらしい。黒羽といっても結構栃木県北部であるのでここで桜が咲いているということは、ひょっとすると烏山・茂木あたりでは満開ではないか?とゆう期待を胸に秘め、いってきました那珂川へ。天候崩れず、まぁまぁで。流れはトロりん。まったり川下りの巻き〜。
さて、烏山駅に10時集合だったわけだが結構寝坊したきこりは訳のわからん道を通って20分遅れで到着。トノの方は昨日、急遽電話連絡しただけだったが約束の時間より30分ほど早く現場に到着。だいたいオレ達的には約束の時間にぴったりという感じだ。二人ともポリ艇なので上陸地点にデポ車を置いていこうと思ったら・・・茂木あたりの山は、どぅも日本ではないみたいで。北朝鮮みたい、もしくは昭和30年代の日本のような。車一台分の細道を上へ下への大騒ぎ。おそらくトノがいたためかと思われるが、朝っぱらからミステリーゾーンに突入させられるとは思ってもみなかったなァ。
結局、小一時間ぐらいで戻ってきてお花見ツアー開始なり〜
寄せられた写真とかコメント 映像 コメント 出発地点は、烏山なら有名なヤナの所。天気はまずまずというところで、たまに雲の間から日がさすという感じ。悪くはない。 でも、ここから見る限り桜が咲いてる様子はない。
あまり乗り気でないトノをなんとか説得し、着がえ完了。
へぇ、荷物はあっしが持ちますから。ええ。そりゃもちろんでゲスよ〜お菓子とお弁当をもって出発だ〜。
by きこり気分転換に結婚する人の話とか、今年は採用者無しだとか、アイツとかアイツとかは全然使えないし困ったのぅ、などとたわいのない会話をしながら普段なら見向きもしないような流れのない那珂川を下る。
そして、今一番聞きたくない話題が・・・と:「なぁ、桜、全然咲いてないじゃん」
き:「まぁまぁ。あのカーブを過ぎれば・・・」
と:「たくよぅ。お花見が出来るっつーからわざわざ来たのに。あ゛あ゛〜、宇都宮でギョウザでも喰って帰りてぇなぁ〜。あ゛!?」
きこりは普段自分がやっていることをかいま見た気がした。by きこり文句を言っていても川は流れる。ゆっくりと。 さすがにこの辺まで来るとモンクはなくなり、まわりの景色を楽しめるようになってきた。
で、出発地点を出ること1Km。カナディアンで下ってきているヒトを河原に発見。ぬォ〜い
その人たちはカヌーでないとやってこれなさそうな河原に降りたって、ラブラブ魚釣りをしていたようだった。こちらから手を振ってみるとちょっと恥ずかしそうに手を振ってくれた。しかしそんな日影の寒そうなところでイチャイチャしなくても。と、きこりは思った。
by きこり茂木あたりまでやってくると、待望の河原っぺり桜を発見!! き:「おーい、との。もうちょっと右。いや右だって!だからそっちじゃなくてだなぁ・・・」
付き合いもいいかげん長いのだが、方向や距離に関する事項は以心伝心というわけにはいかないどころか、全然ヒトの言うことを聞いちゃいやがらねェんだよな。トノは。
まぁ、そんなこんなでなんとかフレームイン。パチリ。
日影だったので写真写りは悪いのだが、針葉樹林に囲まれる中、凛と花咲く一株の桜は公園に植えてある桜と違って、ある種のポリシーとかプライドというものを感じますな。by きこりと:「おぉ〜い。ここの菜の花もとっといて」
せっかく桜をめでながらウィスキーでも一口コクリと、と思っていたのに容赦ない一言である。
イソイソとカメラを引っ張り出し、ウィスキーの栓を閉め、こっそり食べようと思っていた竹の子の里TMを防水バックにしまいこむ。んん〜、カメラマンは多忙である。
by きこりなんでこんなちんまい谷にショベルカーが? と思ったら、どうやら河原に埋まった自動車を掘り出し中らしい。 たぶん98年の大雨災害によって流され、埋まってしまったのだろう。
しかしすごい勢いで埋まっているものである。
by きこり
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