かぬ
那須町、その後

きこりゲンコツの瀬も流された、の巻


 8月29日、雨の上がったこの日、きこりゲンコツの瀬がどうなったか気になったため、会社に出社する前に様子をうかがってきた。
 結論から述べると、「ゲンコツの瀬も川の下」という状態であり、詳細は以下という感じだ。



 朝一でとった、きこりゲンコツの瀬の写真。増水しまくりで瀬自体が水没してる〜。で、こんな感じだ。
ゲンコツの瀬

 夕方も雨降ってるし、こりゃ明日は遊べませんな。休める場所もやっぱり水没してるし、沈したら上がってこれるかどうか・・・。助けてくれる人はいないしなぁ・・・。

 そういえば、今朝、一通のメールが届いていた。


Subject:申し訳ありませんでした
Date:Fri, 28 Aug 1998 10:43:21 +0900
From:"tanii"<tanii@sis.sumikin.co.jp>
To:msuzuki@nasu-net.or.jp

昨日は失礼なmailを発信してしまい、申し訳ありませんでした。

朝のニュースでは大雨というだけでこんな大きな被害になっているとは

思いませんでした。夜のニュースでは被害が大きいことが報道されており、

安否を心配してました。

これからも大雨が続くということでしたので、くれぐれも用心して下さい。



 うむ、先日のメールはなにかの間違いというものであろう。阪神淡路大震災の時も、1日ぐらい経ってから「とんでもないことになっている」と分かったぐらいだし、遠いところで起っている状況はなかなか把握しにくいし、タイムラグがあるということで、先日の件はチャラということになろう。

 くれぐれもご用心というか、くれぐれも「ダウンリバーなんてすんなよ。気田川には来いよ」というようなことであろうから、明日はおとなしくしていよう。



 それで那珂川上流の様子であるが、大体以下のようになっている。

映像
コメント
現場到着  うーむ、余笹川よりは澄んだ水の色をしているものの、それでも結構黄土色っぽいね。
 大雨が降ったのは、那須ヶ岳の東というか北東側の余笹川・黒川流域なのであり、西側であるこちら側、那珂川源流付近は結構大丈夫みたい。
 ちなみに、カヌーは積んでるけども川に入ったりはしてませんので、ご安心を。生死の見極めは出来てるつもりなので。
ゲンコツの瀬  ここがゲンコツの瀬のメインスポットの部分であるが・・・、
 ありゃぁ、水没してますな。この状態だと何級の瀬になるのであろうか?4級?5級?6級?

 う〜ん、沈したらメットしてても死にそう。ライジャケしてても川底に引き込まれそう。ポリ艇でもブッ壊されそう。
瀬の上流側  怒濤の勢いで流れてますな。川神様の怒りというものを感じます。ドゴ〜という感じです。

もぅ、川巾いっぱいに流れちゃってて、取り付くしまがないというのはこんな状況なんだろうなぁ、という勢いだス。
河原の様子  先日の氾濫で、河原にあった赤土の部分はぜ〜んぶ流されてしまった様子。重い石だけ残ってて、これ以上きこり号で進むことはまかりならんという状態ナリ。
 河原には木とか木材とかが打ち揚げられており、「あぁ、昨日来なくてよかった」と感じられずにはいられない。
 ここはダムから5Kmも離れていないので、放水した瞬間にアウトでしょうな。アウトというか地獄直行みたいな。ていうか気がついたら太平洋みたいな。




 まぁ、そういうわけであるがまたまた台風による大雨が降りつつあるので、来週会社に出てこれるかどうか、不安だなぁ・・・。

 というぐらいの不安な週末を過ごすきこり。

ではまた来週。


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