きこり那珂川単独行
ゲンコツをくらってコブつくる、の巻
8月一週日曜日、行ってきました那珂川へ。梅雨の大雨たっぷりと、4日も降れば十分だ。
河川増水、大丈夫?下ってみれば分かるっしょ。なんぼなんでもしにゃしめぇ。
那珂橋までは45キロ。釣り師がいなけりゃ7時間。夕方までには到着だ。論より証拠、れっつごー。
というわけで、当日はあさ6時に現地着。早速おニュー(死語)のカヌーで下るゼィ。
というわけで活きのいいきこりの写真。
ちなみにこの場所(板室温泉あたり)は、スラロームとかの大会が行われる時にエントリーする際によく使用される。
裏手にはちょっと大きめの駐車スペースがあり、30台ぐらいは止められる。
ちなみに、つい最近もサンプラのDaggerカップが行われた。
いきなり岩がごろごろしてるので、出廷場所としてはいかがなものかというところだが、
滑り台を使ってエントリーできるところが気に入っている(というほどきてないけど)
きこりが手にしているカヌーは DaggerのRPM と言うヤツ。横からみるとこんな感じだ。
きこりの脳内情報より
惚れ惚れするほどかっこいいナリ。
まずは瀞場(といってもこの日は無かったが)ちょっと上から、エントリー。傷一つないカヌーをいたわってスタート。
結構流れは速いけど、たいしたことねーッス、ていう感じ。
写真ではよく見えないけど、着がえ・ご飯・川地図(手書きだぜ!?)をディバッグに入れて背負っているので、ちょっとバランスがとりにくい。
総重量はきこりを入れて90キロ強というところだろうか?
さすがに上流部だけあって岩が多いけど、結構よけれる。さすがにこの艇は回るッスよ! ダンナ!
川の様子はしばらくこんな感じ。忙しくってタバコにも手を出せない状況が続く。
相変わらず写真ではよく分からないが、川の水はもっと茶色っぽい感じ。きっとどこか上流の崖でも崩れたのだろう。
なんてったってこの週はずっと雨が降ってたからねぇ。
上の写真から5メートル下でとった(とられた)写真。
まぁ、こんなところは引っ掛ることも無く難なくクリア。スイスイスイ〜。気持ちイイッス。
ちなみに本人は、「なんかポルポルみたいにケツが重いって感じなんだよねぇ」と思いつつパドリングしている。
後になって気づいたのだが、スターンが水に喰われるようなつくりになっとんのね。この艇は。
てなわけで撮影班にお分かれを言ってさようなら(ほんとはカメラ返せって言ってたんだけどね)
相変わらず写真ではよく分からないが、さっきまで背負っていたディバッグはスターンにくくりつけ直したのだ。
しかし後になってやっぱり背負い直したのだった。
だって、いつのまにか流されてたら飯も食えず、着がえもできず、最強にヘボまった状態で河原に立ち、じっと手をみそうじゃんけ。
きこり隊員は朝靄の中、順調に下っていくのだった。
ちなみに、この日は15キロぐらいずっとこの調子。いつものまったりとした那珂川のイメージと全然違うね。
いよッ! さすが上流部!!
ケケケケケッ
とか言ってるのも束の間。この後100メーター下流で、めちゃめちゃすごい滝つぼに一発やられて、ていうか逆さまになったまましばらく流されるという惨劇が発生したのだが、撮影班不在によりその写真は無い。残念。
大体この水量の川が突然、幅1メートルになっちゃうんだよ!?危険でしょ、ふつー。というわけで、コブはつくるわ、カヌーは流されるわ、パドルは川底に突き刺さってうんともすんともいわないいわで、推定20分ぐらい途方にくれていたのでした。
いよッ! さすが上流部! あらため
恐るべし! 増水した上流部!!
98/08/19日
に会社に行きがけで、この部分の瀬の写真を撮ってまいりました。ふむ〜。これがきこりにゲンコツを食らわした瀬の全景なり。
画像左側、川幅が狭まったところで幅約1〜2メートル。水深は大体1.5メートルというところ。流れが強くて立ってられないです。で、一番流れが強まっている辺りにパドルが突き刺さってうんともすんとも言わない状況になっていたのだ。
だいたいこんなところにいきなり沈しかかった状況で突入してくる辺り、無謀としか言えまい。
でもここはいつでも十分な水量と流れがあり結構遊べそうな所だと思うので、暇な時にはここでロディオの練習でもしよう。そうしよう。
2000/7/11
ちなみにここは「割れ目ちゃん」と呼ばれているらしい。うーむ。ちょっと恥ずかしいぞ、それは(苦笑)
まぁ、何はともあれ出発地点から約10キロ。那須疎水の取水口にたどり着きました。ふぅ。
とか言ってると、魚道に吸い込まれそうになり、ちょっと焦ってアタアタしている隙に疎沈をしてしまうきこりの姿が、そこにはあったという。
那須疎水から約3キロ、とあるオートキャンプ場で一休み。
ぐびぐび。ぶふー。
やっぱ川で格闘した後に飲むアルコールほどうまいものは無いのであった。この後水筒の中から半分とけかかった氷を口に含み、ロックにして腹に流し込む。
「いやぁ、ウィスキー飲むと体があったまるべよ。ウィ!」と、いきなり8月にはそぐわない発言をし、地元のおっちゃんと化してしまうのであった。
ここで撮影班と落ち合う約束。きこり隊員はここでやっとヘルメットをGetとしたのでした。
この時初めて分かったのですが、結構コブは大きいようです。
フゥハァしながら下ってきたんで知らんかったけど。血が出てますね。高さも1センチぐらいはある様です。
破傷風にはならんのでしょうか?(結構不安)
皆さん、川遊びをするときにはヘルメットをかぶりましょう!!
というわけで、再スタート。んん〜頭が重いなぁ。てわけで、コケ。
さっそう、かつ、軽快に下っていくのでした。
しかしながら、那珂川も黒磯市街には行ってくると結構釣り人多し!
- しかも、右岸は広大な公園になっているらしく見物客も多数。
- 「兄ちゃん気持ちよさそだなぁ。おらにも乗らしてくろや!」(42歳 男性 自営業)
- 「おぉーい。流されちったおれのサンダルとってくれや」(34歳 男性 農業経営)
- 「そこのお魚とってぇ」(4歳 女性)
などなど、地元の皆さんの温かい声援に包まれつつ、すいすいと下っていくのでした。
うるせぇ。てめぇら、勝手にシね!!
と、おもいつつ...
パドルよ! あれがかの有名なアユ釣り師達じゃ。
ということで、アユ釣り師も多くなり、おなかも減ってきたので、本日のダウンリバーは予定地までの行程1/3を残し、ここで終了。
結局、なんだかんだ言いつつも黒磯市国道4号線の橋の下まで下ってきた。ゲップ。
時すでに正午。さあ、くいますゾ。
カヌー日記へ | トップへ