鬼怒川河川視察団レポート
謎のカヤッカーを追え!! の巻き
8月21日の「ワールドビジネスサテライト」を見たきこりは、栃木県中央を悠々と流れる鬼怒川が例年にない豊水で、鬼怒川ライン下りが活況を呈していると知る。
「これは栃木県人として鬼怒川を下らんわけにはいかんでしょ」と思い立ち、ちょっと下見をば、ということでちょっとばかし視察してきた。
以下では、その時のご様子をレポートする。
8月21日に「鬼怒川豊水!」との電波をキャッチしたフルフラットブラウン管採用第2世代MUSEデコーダを搭載し、地上波ならばプログレッシブスキャンを行ってちらつきなくし、その結果 不味そうなお寿司でもおいしそうに、おいしそうなお寿司ならば超おいしそうに、超おいしそうなお寿司であれば知る人ぞ知る銚子市のアットホームなお鮨屋さんの握りたてのメチャ新鮮なアワビ2貫を彷彿とさせる、ぐらいの映像をお茶の間に提供してくださるきこり邸ハイビジョンテレビは、鬼怒川ライン下りの御様子をまざまざときこり脳の視覚野に送り込んでくるのであった。
「これは行かねばなるまい」
と使命感につき動かされ、家を出発したのが22日の午後1時だった。
どうもたいした使命感ではなかったらしい。
鬼怒川までは、きこり邸が潸然とお立ちになっている塩原町から、矢板を経て塩谷町に入ればとりあえず到着。この間わずか30分。けっこう近いね。
ホントは、もうちょっと上流の藤原町は鬼怒川温泉郷まで足を伸ばしたのだが、中岩ダムの上流と下流で川相が大きく変わるみたいなので、まぁ、上流側は後日見に行くことにして、今日は下流側視察と決定。
ほんで、これが塩谷町と藤原町の境にある「籠岩」付近の鬼怒川。マピオンの地図で言えば「鬼怒川」とかいてある辺りだ。
ここは景勝地!?になってるらしく、上流には籠岩温泉、まさにそこには籠岩観光ヤナ、下流には立派なオートキャンプ場といろいろある。
もちょっと大きな落ち込みでもあればねぇ、いろいろと遊べるんだが・・・。まぁ、いいか。
ここいら辺はずっと川底が岩畳風なのでいろいろと引っ掛かったりせず、楽しく下れるのではないだろうか?いや下れるはずだ。下れないはずはなかろう! という感じだ。
んで、ここがさっきいってた籠岩の下流にあるオートキャンプ場。場所的には大渡橋のちょっと上流、道谷原というところになるらしい。マピオンでは地図の左端。
遠くから見てたのでちょっとよく分からないが、けっこう浅いみたい。いわゆる浅瀬だ。浅瀬というわりには深瀬がないのはどうしてだろう?鬼怒川の水量には関係しないということだけは明らかなようだ。たぶん。
このあと「観音橋」まで移動したが、大きな堰があり、ツーリングではここで大きくポーテージしなくてはならないだろう。
なのでここで翻って、上流側に移動。大渡橋まで行ってみる。いや、まぁ、暇だったから。
んで、ここが大渡橋のちょっと下流。交差点の少し手前から、民家の庭先を通って川辺に到着。川はこんな感じ。
ちなみに、大渡橋の向こう側ではかなり大規模な観光ヤナがあり、分流しており、こちら側は水量が少ない方になる。おそらく水量が平年並みだったりすると浅瀬になって航行不能になってしまうだろう。
「ややっ! 謎の沼津ナンバーの車発見!!」
どうやらここから出艇しているらしい。どこまで下ったんだろう・・・
ちょっと下流まで行ったり来たりしながら、出会ったらインタビューするつもりで探してみたのだが、ちょっと見つからない・・・。うーむ不思議だ。もしかして、どこかの河原でキャンプでもしているんだろうか。しゃあないな。じゃあ、帰りましょうか。としたその時・・・!
「またまた沼津ナンバー発見!!」
ちょっと話聞かせてよ〜、とこの謎の沼津ナンバーの車を追いかけていくこと15キロ。交差点で止まるたびに話を聞こうとドアを開けようとするが、信号が青になり、行かれてしまう。
「ぬぉぉおい!沈した話とか、どこの瀬がすごかったとか、あそこは気をつけた方がいいとか、教えて!教えて!」
という気分で追いかけていったが、その車は日光街道の漆黒の闇に消えていったという・・・。(ていうか、おっかけっこも十分満足したので、また今度出会う機会があったら聞こうかという)
んん〜、まだポックンも下ってない鬼怒川下りをお隣県民に先越されてしまうとは・・・。
まぁ、ええんちゃう
ということで、今度下りに来よう。そうしよう。
ということで、オチもなく視察団のレポートは終わる。中途半端でスマン。
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