カヌ
今度は滝落ち! 伊南川
屏風岩の2段滝で運試し の巻

 尾瀬の解禁に合わせ、雪代水で大増水して川下り的にはウホウホ状態になっているであろう福島県は尾瀬に源を発する伊南川に、今回は是非に是非にとお誘い申し上げていたねじりぃ軍曹もホビっ子だいちゃんと蒼いマイクロバットを携え現れたので、少々相方の瀬が大きくともそれを乗り越えあくっちゃんには御登場いただき、ぜひとも前回川の藻屑になってしまったであろうパドルを発見するとともに、遺恨である鱒止めの滝を堪能していただきたい!

以上前説



 尾瀬の雪解け時期に合わせ、雪代水でイッパイイッパイになった福島県は尾瀬に川の源をあずける伊南川に、今年は行こう、今年こそ行こうと万障お繰り合わせの上、今回はなんとねじり軍曹、カップルでご登場!という喜ばしい状況のもと、じゃぁ我々も相方さんにご登場願おうかと思いきやキコリ隊員の相方さんはこの時期においてもザウスでスキーということでNG、アクツ隊員にいたっては

1時間にも及ぶ4級クラスの相方の瀬

(キコリのせいだ、という話もあるが)を乗り越え、やっとのこと伊南川のとってもスウィートな滝である鱒止めの滝直下にある高畑スキー場に朝の8時頃、大集結したのであった。

 しかし今年は春の訪れが超絶早いというエルニーニョ現象の直撃を受けていたためか雪代水の大変おいしい時期はちょっと過ぎ去っておるかのようで、前回は真っ白白であった滝の入口にも大きな岩を認めるぐらいなのであった。が、この川に初めて訪れたねじり軍曹においては

あらあらあらあら、いい〜ですねぇ〜

と初っぱなからねじり節炸裂なのであった。喜んでいただいてこれ幸い(^-^)

鱒止めの滝を偵察。厳しい視線を送るねじり軍曹と能天気な視線を送るわれわれ。
今年は雪解け時期にちょっと間に合わなかったようで、水量は少なめで楽勝ォォ〜って感じ(ウソ)

 鱒止めの滝を ♪じっくりたっぷりの〜んびりっ 気がつけばみか〜ずきぃ〜 ホテルみかーずーきぃと歌ってみたところ何なのかさっぱり分からないし書いてて意味不明だし読んでみたところでチンプンカンプンであろうが、まぁ、そのようにのんびりと観察した我々は伊南川のメインイベントであり、それはたとえば鱒止めの滝を食後の黒ごまプリン系デザートにたとえると

前沢牛500gステーキにも相当するメインディッシュ!

(また食べたいなぁ)とも言える、伊南村随一の景勝地であるんだろうね、きっと、といったような

屏風岩、および屏風岩の滝

という名前なのかどうなのか定かではないが、ただ一つはっきり分かることは屏風岩というところがあって、それは柱状節理っぽく岩岩が荒々しく切り立っているところであり、それを穿つ伊南川様の鋭い流れとそれによって発生せしめられるスイスイス〜ダラッタスラスラスイスイスウィ〜トな落ち込みと、ドトーの勢いで白く泡立ちねじくれ曲がった強烈至極なりける滝様がいらっしゃりなさるのであるから大変気をつけ、あるいは小さなる歩幅にて探勝しなければならないとな、と言ったほうがあるいみ安全であろうかと思われるポインツがあるのである。

こちらは屏風岩の第一滝。見事な渓谷美と美しき流れであることよ
屏風岩の第一滝右岸側。滑り台のようであるなや

 そのすごさたるや、実例を挙げてみると

ウギャ〜〜〜〜!

と叫び声が聞こえるぐらいであると言えよう。ねじり軍曹には大変気に入っていただけたようである。ヨシヨシ。

 とはいえ雪解けの時期を微妙にはずしてしまっているので水量は少な目。前回は水が多すぎて真っ白でS字型にねじれて流れているな、以外はこれが滝であるのか瀬であるのかいまいちはっきり分からなかったのであるが、今回はどの辺に岩があってカレントがどのようで水深はどの程度であるのか、さらにはキーパーかどうか生きて帰ってこられる可能性はどの程度か明日の天気は晴れか等まで見抜いてしまうのではあるまいかと期待してやまないねじり軍曹の入念なる下見によって、みるみるこの滝の素性が分かってきてしまうのであった。

 む〜ん。今回は人数もいるので3人よれば何とやらで、もしかしたら下ってしまえるような気もするなぁ。

そしてこれが屏風岩のS字ねじり滝。水量が少ないとはいえ、、、うーむ。今年こそ下り降りれるのであろうか?
いまだかつてないほど厳しい視線を送るねじり軍曹。「ん」に濁点の音声が大音量で放送されています。
さらにその下流も詳しく研究。みればみるほど怖くなってくるもので。
あまりに詳しく研究しすぎて身を乗り出しすぎたため、岩場に足を滑らせ大転倒し、びちょんびちょんとなるあくつ隊員。この川は岩場が大変滑りやすいので注意である。
おたまじゃくしに心奪われるホビっ子だいちゃん。滝よりもこちらのほうが気になるようだ。しかし実はボウフラがいっぱいだということを、彼女はまだ知らない。
屏風岩の美しさに心奪われ、テケトーに力が抜けてぼけっとつったつあくつ隊員。微妙に笑える姿勢である。今日はここまで下ってくるのだヨン

 のべ1時間にもわたる詳細なる科学的ともいえる調査を終えた我々は、伊南川の上流部に位置する檜枝岐村に車を進め、名物の裁ちそば関連料理&山菜の天ぷらによって最近とみに格調高くなっている舌と相変わらずさもしい胃袋を慰めたのであった。それにしてもそばのうまいことよ。ズルズル、ゾゾゾー、ちゅぽん。

一通りの偵察も完了し、檜枝岐村の名物裁ちそばに昼飯を求める我々。熊の毛ざわりに興味を持ったホビっ子だいちゃんとねじり軍曹。剛毛だったそうだ。
どうも天然もののようで香り高く味がたぁーいへんよいまいたけの天ぷら。山菜の天ぷらもむっちょまがったス〜v(^-^) もちろんソバもである!

 おなかが満たされれば次は当然川下りであるので町中の道路から川の様子をうかがいながら下流へ移動。檜枝岐村内は水が無いのねん。で、そうやってみていくと結局の所スタート地点は前回同様アルザ尾瀬の裏手からと相成ったのであった。地上班のホビっ子だいちゃんにカメラと車を預け、

「ほほぉ〜、これは大変きれいな川ですね〜」

とのコメントを背に伊南川に埋没していったのであった。

今年はアルザ尾瀬の裏手に浄水施設ができていた。その後ろから出発! って前回と全く同じ所なんですけどもね。
ねじり軍曹も川の透明度に感激の様子。笑いがとまらないようです。あ、もとからかぁ :D ラテン系だし

 密やかにこの日のために着々とクリーク艇を準備していたキコリ・アクツ両名はその走破性にびっくり! 浅い川底から顔をのぞかせる岩々に何の苦労もすることなく、ズコズコ・スルスル・ツルリルリンとくだってみせるのであった。

「やはり道具はよいものに限るねぇ」
「そうですな」
「相方もスキーの板を新調したら上達したということだよ」
「そうですか」
「それで今度はブーツを新調したらしい」
「ほほーっ!」
「それも5万円は下らないらしいよ」
「なんですとっ!」
「このマイクロバットなんて3万円なのにねぇ」
「あっ、そういえばこのスタビーの代金払うの忘れてるなぁ :D」
「それって去年の話なんじゃ・・・(汗)」

あぁなんと安普請な人間たちなのであろうか我々は。とかまぁ、そんなことを若干思いながらも生き生きとした生命力あふるる新緑の木々に囲まれた伊南川をドドン、ズゴゴンと下っていく。それにしても船の形状が引き出す力はすごいもので、前回ならここまでで3沈脱はしているであろう区間をなんとノー沈脱でクリアするアクツ隊員。いままで横っ腹を見せて岩に引っかかれば必ず沈脱だったのに、腕が上がったのかなんなのか。やはりスタビー様々なのであろうか。

 んで一方のねじり軍曹はといえばはじめての川にもかかわらず、あいかわらずのラテンノリでガシガシ漕ぎ進んでいる。渓流なんて何のその、隠れ岩なんて気にしないわ、落ち込みだ〜てだってだって怖くない♪ という具合なのであった。

すばらしい森と川の流れ。今や我々3人だけの占有物となっている伊南川にラテン系の雄たけびがこだまする。
水深は浅く落ち込みは深いが、クリーク艇にとってはなんのその。ズコズコ下れますがな。
落ち込みぷれいを満喫する軍曹。
まったく持って安定感100%の下りっぷり。
でもあくつ隊員は沈脱してしまっているのであった。どこに引っかかっちゃったのかいな?
必死にバランスを取るあくつ隊員。すぐ下に岩が出ているので、おそらく引っかかって沈して脱してしまうのであろう。ナームゥー

 ビデオ撮影&写真撮影などをしながらそこはかとなく下ってくると、ちょっとこれは奥さんいいんじゃなぁ〜い?と隣の奥さんの横腹をつつきたくなってしまうようなウェーブを発見したねじり軍曹を筆頭にライディング。さすがに冬の間もシコシコとしつこくしつこく御嵩で練習を重ねていたせいでしょうか? 安定感たっぷりのライディング。ほおっておくと日が暮れるまでやっていそうである。

いっやぁ〜、い・い・で・す・ねぇ〜〜

 まだ下り初めて1時間もたっていないが、先のことなどお構いなしにキコリ・アクツ両名もエントリー。いやーでも。なかなかそう簡単にはうまく乗れないもので(汗) やはり我々にも御嵩巡礼が必要なのでしょうか。むむ。

ウェーブにエントリーするあくつ隊員。しかしすぐに吐き出されてしまう。コツはどこにあるのか?
こちらがお手本。チョー安定しておりガッツリ楽しむねじり軍曹。しかし我々本日はウェーブライディングに来たのではないのであります。ハイ。
プチウェーブを発見し乗りまくる3人。あくっちゃんも結構いい感じ乗れだしてきた。上達しましたか?
ウェーブライディングに満足している風のあくつ隊員。ヨチヨチ、下流にももっといっぱいありますからね〜

 このような楽しい瀬や落ち込みを何度となく通過し渓流的な岩と木々のトンネルがフッと途切れると、一条のさわやかな滝と完璧なる青い空を背景にフサフサとした奥会津の山々と萌える木々が目に飛び込んできた。瀞場の流れ身をゆだね、気持ちの良い風景に心を洗う。

いやーっ、伊南川最高!!
滝で心を清め、ふんどしをしめなおす。
それにしてもスバラシイ風景だなぁ。空蒼く森も若々しく青々とし、川は5mの透明度を持って翡翠色に川底を染める。

 瀞場が終わってカーブしながら緩やかに流れだしてくるとスルスルとそのスピードを増し、大小さまざまな岩々が無秩序に散乱する中を右へ左へ、別れ、合流して白い煙を上げながら走り出す。どうもみたことある風景だなぁと思ったらここはキコリが勝手に心の中で命名している雪渓の瀬の入り口ではないか。

「あ〜ここは雪渓の瀬では?」
「今年は雪渓がないねぇ」
「確かあの辺に雪渓があったんだよね〜」
「きこりちゃ〜ん、ここはどう?」
「ここは要下見ですぞー」
「あいよ〜ん」

 ねじり軍曹とアクツ隊員が艇を降り、岸を埋める岩々を忍者のような足取りで進みながらスカウティング。瀬の出口で大きな身振り手振りのジェスチャーを交えながら下リングコースについているようだ。前回はどろんこになりながらのポーテージだったが今回はどうか? 二人の打ち合わせ模様をぼんやりと長めならが瀞場で伊南村の自然を満喫するキコリ。二人を信頼しているのか単にさぼっているだけなのか。うほほ。

前回はポーテージした雪渓の瀬に到着。
慎重にルートを検討する。ねじりぃ軍曹の目にはアンパイルートが見えているのであろうか?

 しばらくするとアクツ隊員が戻ってきた。アクツ隊員と入れ違いにキコリは撮影ポイントに入る。しっかしこの辺の岩は大きくて上り下りに苦労する・・・ってもしかしてワシがふとっちょなせいですか?(汗)

「いっきま〜す!」

といったような声が聞こえてきたようなきもするが、ともかくあくっちゃんスタート。瀬にはチキンルート(?)の最左岸側から小岩に進路を阻まれながらもズコズコとエントリー。ややスピードがないものの一段目の落ち込みを軽々とクリア。その次も流れに乗ることなくヨロヨロと、だが一つ一つ着実にすすんでくる。性格が現れておるですな。出口ではいやます流れとともに加速し、リーニングしながら脱出! 瀞場でガッツポーズを決めるあくっちゃん。おめでとう!

左岸側からズコズコ進入し、流れに翻弄されながらヨロヨロと一つ目に進入。バランスはよい。
流れに後押しされてスルスルとスピードを上げたあくっちゃんは、出口の落ち込みをバイクさながらのリーニングでクリア。なかなかやりよるね!

 さて次はキコリの番。ヘマはできませんぞ。とはいえあくっちゃんのルートをしっかりマジマジと見ているので問題なし。上から勢いをつけて進入。迫りくる落ち込みと視界を遮る岩をゆうゆうとかわしてポンッと瀞場に着水。へへっ、楽勝っすよ(^-^)v

 最後にねじり軍曹突入。これも簡単に落ち込みを通過してきた。やりますな〜、むむむ。と思いきや最後の落ち込みを目前にくるっと回転。およ? それってもしかしてねらってますか? とみているとそのまま体制を立て直すことなく落ち込みに入っていった。でも難なくクリアかな・・・あ、やっぱり沈しました。

「ア゛ア゛〜〜〜!! ブグワ〜〜ッ!!」

ロールであがってくると同時に鼻からブバッと伊南川の川水を噴きだし、しかし陽気な顔で瀞場に到着。腕を振り回しながらガハハと歓声を上げている。聞いてるこっちが楽しくなるほどのアッパレな笑い顔であった。

ねじり軍曹雪渓の瀬に突入、すでに脱出間近
予定通りのルートを駆け抜ける。スバラシ操艇力である。
がしかし最後の落ち込みでかいて〜ん! それは余裕の表れなのか!? はたして
案の定ひっくりかえっております(汗)

 右岸側上方にいよいよセメント工場を認めると再び岩絡みの落ち込みが現れた。これは要下見かな〜と一瞬脳裏をよぎったが、そう思ったときにはすでに上陸地点も見つからず流れはいよいよ速まりにっちもさっちもどうにこうにもならない状態に。流れが岩に間に吸い込まれその先はどうなっているかわからない。いや、もうちょっとじっくりゆっくり観察すればそれが見えてくるかもしれないが、それはつまり自分がその岩の間を通り過ぎた後の話ということでは?

「うぎゃ〜!! うまく通り抜けられますようにっ!」

 ドドドンと岩に突き上げられながら白い泡のカーテンを突き破ると、そこには焦げ茶色の角張った壁があったような気もするが、とりあずひどい事態にはならず下流に吐き出された。セーフ。と、上流を見やると二人も同じようなルートで下り降りてきた。

「いや〜、今のところは下見必要だったねー」
「ウ゛オ゛〜〜〜、ガハハハハ!」
「しかしこんなのあったっけ?」
「なぁ、あったっけか?」
「ここはビデオ回したかったですねぇ」
「えっ? もう一回やんの?(汗)」

危険はどこにでも潜んでいるということである。気を抜きなさんな > 拙者。ともあれこのビックリした瀬を通過すると程なく橋を越え、そうすると前回写真を撮った

ぐにょ〜〜んとした木がある早瀬を通過

これは根が洗われてやるせなくなったんじゃなくて、もとからやる気が曲がっている木だったのねん。

 さてこの先は流れが分流した後、左岸側からの豪快な滝のような流れと合流する前に、両岸から狭まってくる岩に圧迫された伊南川が真っ白な息を吐き出しながら階段状に流れ落ちる瀬である。前回アクツ隊員がひっくり返ったあげくにロールポジションのまま落ちてきてしまって、ヘルメットと肩に傷を負った場所なのである。が、今回は難なくクリア。

なんか今回の伊南川は簡単さんなのねん。

 しかしこの瀬から下、平沢スノーシェードの部分は要注意ポイントである。というのもここから先は4段からなる大岩が絡んだ大きな落ち込みがこれでもかこれでもかとやってくるからである。最後の落ち込みなんぞ、本流中央にドデンと居座る大岩があり、それを右手によけると黒くて丸くてとっても堅そうな岩が流れをはねのけているのである。前回は必死にパドリングしているとなんとか脱出できたが、アクツ隊員はもろくもうち砕かれ、艇と離ればなれになり、縦回転で落っこちてくるインフラレッドに地獄絵図を見たようなインパクトを受けたものである。今回はどうなるのか?

 と、ここで

地上班のホビッ子大ちゃんと合流。

 当初計画では川を下ってる間に「1泊2日で行く奥会津、雪解け温泉旅行、木賊・湯ノ花・檜枝岐秘湯巡り」などというものを堪能していただく予定であったような気がするのだが、1眼の骨太カメラを胸に待機してくれたのであった。とてもうちの相方にはお頼み申し上げられないことなんですケドもね。だいちゃんお疲れさまでヤンスー。

 さてさてそんなこんなで少々の下見の後、一人ずつエントリー。やはり今回は水量が少ないのでラクチンだわい。前回はちょビビリながらの進入だったのに、今回は楽々の降下。1段目2段目3段目は何のことなく通過。そして迎えた第4打席。本流中央にはチキンテールが。どうも右岸側は隠れ岩が多そうである。

何はともあれ、いっちゃいま〜〜す♪

 センターやや右より目のコースをとったキコリは、白波に視界を奪われながらも完全にチンタラとしたパドリングで余裕のクリア。続いてあくっちゃんが進入してくる。が、上流瀞場で結構下見をしていた風にも関わらず、瀬の入り口でビビリが入ったかのように艇が傾いた!

ああっとこれはいつもの沈脱タイミングだが!?

コシの引けたフォワードストロークは体勢を立て直すにはいささか弱々しく、左側に傾いた艇はそのままの角度で隠れ岩のすぐ手前に! と思うが先か、岩に跳ね上げられるようにして最後のとどめを刺されたアクツ艇はコロンとひっくり返り、ロールポジションを取ることも(できなかった?)なく、あくっちゃんは艇の下からピョコンと真っ赤なヘルメットをのぞかせたのであった。

ゴツゴツと流されるアクツ隊員。大丈夫かぁ〜〜!?
さらに漕ぎ進み平沢スノーシェード4段の落ち込みに到着。その1段目めの落ち込みに果敢に突入するあくつ隊員。余裕のクリア。
4段目に突入! 艇のバランスが悪そうだが!?
ありゃりゃ。撃沈されました〜
♪ドナドナド〜ナ〜ドーナー、流れてゆ〜く〜よ〜♪ いつものように流れていくあくっちゃんといつものように鼻歌交じりでの撮影に余念がないキコリ。

 それにしてもこんな感じで仲間が流されているというのにじっくり腰を据えて、力一杯撮影なんぞしておっていいのでしょうか?

いいーーんです!

ホラ。ねじり軍曹も上の方でビデオ取ってるヨ :D

 順番変わって今度はねじり軍曹。キコリがビデオ撮影。しかしまー、ねじり軍曹ほどのレベルになるとコメントするまでもないですな。中央のチキンテールを避けて右岸側をドゴン、ゴゴゴンと降下。岩に突き上げられ跳ね上げられながら下ってくる様はまるでロディオのよう。が全く危なげないパドリングで通過。あろうことが出口でウェーブライディングだ。全く持って余裕である。と、そこに想像だにしない光景が。

なんとあくっちゃんが艇を担いで上流へ!

なんですと〜! もう一回挑戦ですか! 人生やり直さず川下りやり直しますか? 4段目の瀬にケリをつけますか? さっきのお釣り返しちゃいますか? 大ジョーブなんですかっ?? あ、

そういえば前回もここでこてんぱんにされたんだったねぇ

リベンジですか、雪辱はらしますか? ウムウム、それもまたよかろう。

 さて今度はどうなるのか? じっくり時間をかけ、岩の陰から勢いをつけてやってきたぞ。コースはさっきと同じようだが勝算はあるのか!? どーなんだあくっちゃん!

と、やっぱりさっきと全くおんなじ状態でチ〜〜ン!!

デジャヴー。そしてやはり素早く沈脱するあくっちゃん。ヨヨヨ。リベンジならず。

 さてまぁこんな感じで平沢の4段の瀬を思い思いに通過した我々は、あれっ? こんなところにも瀬があったんだっけか? と少々お得感を覚えながら幻の5段目に進入。少し落差があって楽しそうだ。がまぁ、ここまでを難なくクリアしてきた我々にとっては赤子の手をひねるようなもの。カッカッカ!

平沢を抜け葭ヶ平に差し掛かる部分に未知の落ち込み発見! けっこうカイデーなんですがだいじょびでしょうか?
ドプ〜ンと迷いなく突入するねじり軍曹。さすがマイクロバット、抜けがい〜のぉ〜
中段のホワイトウォーターに飲み込まれる。目の前の本流にある大岩のことはわかっているのであろうか?
何の問題もなくラテン叫びとともに落ち込みを抜け、なんなくエディーキャッチ。次は我々の番ですか〜

 途中、

せせらぎ橋なんてホンワカした名前の橋

下流にある鋭い落ち込みをドッキリ通過して、残り二つの大きな落差のある瀬をやり過ごしてようやく

屏風岩の滝に到着!
せせらぎ橋なんて名前に危うくだまされキーパーな落ち込みに冷や汗をかきつつも、ようやく屏風岩の滝に到着。
偵察も完了しいざビデオ撮影&滝落ちに挑もうとする我々。すでに心に迷いはない。

あれっ!? ここの滝落ち滝下りの画像ってないのねーん!! マジっすか!? ってそれはまぁいいとして、ホビット大ちゃんの華麗なるビデオ撮影テクニックが披露されるとともに、我々3人も楽しみつつ落胆もしつつ屏風岩の滝を堪能したのであった。かなりしつこく遊んでいると時刻もいい感じに5時を回ったので、

ここは明日の楽しみにとっておこ〜ゼェ〜!!

ということでサササと着替えて、毎度恒例の焼き肉フロンティアさんで夕食&ビデオ上映など楽しみ、シメに高杖スキー場脇の白樺の湯、しかもなぜか本日は管理人さんが不在だったので無料で温泉を堪能! し、ホンワカと初日を終了したのであった。みなさんお疲れさま!

・・・ってなことで本日の川下り終了。沈脱4回のあくっちゃんは、今回怪我なし! 成長したな。ウム。
屏風岩の滝には広い駐車場が。観光バスが来たりするんでしょうか? ともあれ今日はお疲れ様!

 二日目に続く。

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